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病理診断科

疾患と症例

周産期の疾患

当院で行われたお産のほぼ全例に対して胎盤の病理診断を行っています。胎盤の重量などの計側や外観の観察の後、病理標本を作成して、病理診断を行っています。1絨毛膜性の多胎胎盤に対しては、色素注入による血管吻合の検索も行っています。胎盤の病理診断によって、赤ちゃんの妊娠中の発育環境を知ることが出来ます。病理診断の結果はデータベース化していますので、必要に応じて妊娠経過や赤ちゃんの発育との関連を調べることが出来ます。


小児外科・外科領域の疾患

ヒルシュスプルング病、胆道閉鎖症、先天性胆道拡張症などの疾患や、さまざまな良性腫瘍は、病変がある部分を手術によって取り除くことで治療が行われます。母斑、嚢胞性病変、異形成を伴う病変も状態に応じて手術で取り除かれる場合があります。それらの手術によって摘出された組織の病理診断を行っています。病変の広がりや、病気の種類を診断しています。院内の外科カンファレンスで、小児外科医にほぼ全例の病理標本を示して病理診断の説明を行っています。


小児固形腫瘍の疾患

神経芽腫、脳腫瘍、リンパ腫、腎腫瘍、肝腫瘍、軟部腫瘍、胚細胞腫瘍、網膜芽細胞腫、骨腫瘍などの小児固形腫瘍の病理診断を行っています。生検や手術によって採取された腫瘍組織を用いて、通常の病理標本作成の他に、凍結してがん遺伝子などを調べて(外部委託)、それらを合わせた病理診断を行っています。病理標本や凍結した組織を、日本小児がん研究グループ病理診断委員会/日本病理学会小児腫瘍組織分類委員会の事務局である国立成育医療研究センターの病理診断部に送付して、病理診断と分子生物学的診断を行ってもらい、院内の病理診断と照らし合わせています。院内でほぼ全例について腫瘍カンファレンスを行い、腫瘍の診療にたずさわる医師に、病理標本を示しながら病理診断の説明を行っています。


腎の疾患

糸球体腎炎やネフローゼ症候群に対して腎臓内科が行う腎臓針生検の病理診断を行います。針生検の組織を用いて、通常の病理標本作成の他に、凍結蛍光免疫染色や電子顕微鏡標本作成(外部委託)も行って、それらを合わせた病理診断を行っています。神戸大学病院病理診断科の病理医をお招きして、全ての腎生検の病理診断について定期的にカンファレンスを行っています。腎生検の病理診断は、腎臓内科医、神戸大学病院病理医、病理診断科の病理医による3重チェックを行っています。



診療体制


診療体制

常勤病理医1名と臨床検査技師3名(専任1名、兼任2名)で病理診断と病理標本作成を行っています。
切り出しは全例病理医が行い、マクロ所見とミクロ所見の対比を行っています。

緊急手術の術中迅速診断や院内の剖検については、連絡があれば随時対応しています。
固形腫瘍については、日本小児がん研究グループ病理診断委員会/日本病理学会小児腫瘍組織分類委員会の中央病理診断との2重チェックを行っています。腎生検については、腎臓内科医と神戸大学病院病理医の3重チェックを行っています。

神戸大学病院病理部のくすのき会(わからん会)に参加して、病理診断に関する意見交換を行っています。


診療統計

2015年の診療実績
組織診断件数 1074件
 迅速有り 45件
 胎盤 290件
 腎生検 21件
 その他 718件
細胞診断件数 146件
剖検件数 7件
 産科死産児 2件
 新生児科 2件
 血液腫瘍科 1件
 救急集中治療科 1件
 他施設 1件
2014年の診療実績
組織診断件数 1036件
 迅速有り 33件
 胎盤 335件
 腎生検 27件
 その他 641件
細胞診断件数 164件
剖検件数 6件
 産科死産児 2件
 新生児科 3件
 循環器内科 1件
 
 
2016年の診療実績
組織診断件数 1033件
 迅速有り 44件
 胎盤 239件
 腎生検 21件
 その他 729件
細胞診断件数 139件
剖検件数 2件
 産科死産児 1件
 新生児科 1件
連絡先 連絡先:兵庫県立こども病院 病理診断科
住所:〒650-0047 神戸市中央区港島南町1丁目6-7
電話(078) 945-7300(代表)