診療科・部門・センター
総合診療科

午前 9:00~12:00 午後 13:00~16:00※

※受付は診療終了時間の30分前までにお願いします。

住所:〒650-0047 神戸市中央区港島南町1丁目6-7
電話(078)945-7300(代表)

  • 手術に関することは、各診療科窓口、日帰り手術当日の体調・麻酔に関することは、麻酔科へお問い合わせください。

診療の特色

当院は小児専門病院であるため臓器別、疾患別に専門分野が細分化され、複数の臓器に問題を抱える患者も多い。総合診療科はこのような多様な医学的問題をもつ患者に対して多角的に診療を行うことを目的とした診療科である。具体的には、基礎疾患の有無に関わらず小児救命救急センターから入院となった患者(外傷などの外因性疾患から内因性疾患まで)の入院対応、他科からのコンサルテーション、外科系患者やリウマチ科系患者の内科的管理、集中治療管理後の一般病棟管理、在宅医療の推進などを担っている。当科スタッフはリウマチ学会専門医・腎臓学会専門医・小児神経学会専門医などの様々なキャリアをもった医師集団であり、さらには各診療科、看護部、栄養管理部、家族支援・地域医療連携部とも密に協力してチームとしての診療を行い、こどもにとって最善の医療を提供することを目標としている。総合診療科入院は中学生まで。

また、専攻医教育の充実も当科における重要な使命である。教育としては、専攻医を対象としたスタッフによるレクチャーと専攻医主体の症例検討会を行い、積極的に学会発表や論文作成も指導している。また、当科スタッフ・フェロー指導の下で積極的に業務を行ってもらうことでOn the job trainingの充実にも力を入れており、当院専攻医が必修となっている当科6か月研修の間に、総合的な小児診療が出来る小児科医育成を目指している。

スタッフ

中岸 保夫(総合診療科)(なかぎし やすお)
役職:
総合診療科 部長、リウマチ科兼務
卒業年:
2001年 神戸大学 卒業
資格等:
水田 麻雄(総合診療科)(みずた まお)
役職:
総合診療科 医長、リウマチ科兼務
卒業年:
2008年 愛媛大学 卒業
資格等:
南川 将吾(みなみかわ しょうご)
役職:
総合診療科 医長
卒業年:
2009年 三重大学 卒業
資格等:
冨岡 和美(とみおか かずみ)
役職:
総合診療科 医長
卒業年:
2009年 大阪医科大学 卒業
資格等:
岡崎 沙也香(おかざき さやか)
役職:
総合診療科 医長、アレルギー科兼務
卒業年:
2016年 福井大学 卒業
資格等:
西藤 知城(総合診療科)(さいとう ともき)
役職:
総合診療科 フェロー、代謝内分泌科兼務
卒業年:
2018年 滋賀医科大学 卒業
資格等:
桝田 千晶(ますだ ちあき)
役職:
総合診療科 フェロー
卒業年:
2018年 香川大学 卒業
資格等:
酒井 善紀(さかい よしき)
役職:
総合診療科 フェロー
卒業年:
2019年 香川大学 卒業

外来診察担当医

 
午前南川水田岡崎/桝田中岸冨岡
午後-----

在宅外来

 
午前-----
午後-三村南川芳本-
※完全予約制です。
…初診受付
※急な学会・出張等で休診・代診になる場合がありますのでご了承ください。

診療実績

総合診療科患者数

総入院患者数(2023年1月1日-2023年12月31日) 1667人

主要疾患内訳(DPC主病名)

下気道感染症(気管支炎、細気管支炎、肺炎など)194
上気道感染症(鼻咽頭炎、咽頭炎、扁桃炎、中耳炎など)84
Covid-19感染症52
RSウイルス感染症102
インフルエンザ感染症58
気管支喘息129
消化管感染症(細菌性、ウイルス性)83
腸重積症(非観血的整復症例)31
けいれん(熱性けいれん、無熱性痙攣、痙攣重積)251
尿路感染症(急性巣状細菌性腎炎を含む)56
川崎病59
IgA血管炎10
ケトン性・非ケトン性低血糖症13
アナフィラキシー9
脳震盪12

その他疾患

骨折、熱傷、化膿性髄膜炎、肥厚性硬膜炎、多発血管炎性肉芽腫、膿胸、腸回転異常、溶血性尿毒症症候群、急性骨髄性白血病、食物蛋白誘発胃腸炎、特発性肺ヘモジデローシス、反応性関節炎、全身性エリテマトーデス、若年性皮膚筋炎、全身型若年性特発性関節炎、前皮神経絞扼症候群、汎発性水痘症 など

業績

雑誌発表

Tamaki S, Iwatani S, Hagimoto S, Izumi A, Ikuta T, Takeoka E, Matsui S, Mimura H, Minamikawa S, Nakagishi Y, Yoshimoto S, Nakao H. 
Impact of tracheostomies on the long-term survival of patients with trisomy 13 syndrome. 
Am J Med Genet A. Nov;191(11):2736-2742. 2023

De Mutiis C, Wenderfer SE, Basu B, Bagga A, Orjuela A, Sar T, Aggarwal A, Jain A, Yap HK, Teo S, Ito S, Ohnishi A, Iwata N, Kasapcopur O, Yildiz M, Laurent A, Mastrangelo A, Ogura M, Shima Y, Rianthavorn P, Silva CA, Trindade V, Gianviti A, Akinori M, Hamada R, Fujimura J, Minamikawa S, Kamiyoshi N, Kaito H, Ishimori S, Iannuzzella F, Tullus K. 
International cohort of 382 children with lupus nephritis – presentation, treatment and outcome at 24 months. 
Pediatr Nephrol. Nov;38(11):3699-3709. 2023

儀間香南子 南川 将吾 合田由香利 仲嶋 健吾 石田 悠介 水田 麻雄 中岸 保夫
SIADHでの低Na血症にトルバプタンを使用しNa過剰補正を生じた重症心身障害児
日本小児科学会雑誌 127巻12号 1534〜1539(2023年)

上田 雅章 港 敏則 小倉香奈子 合田由香利 田中 裕也 笠井 正志
診断に難渋した新生児疥癬
日本小児科学会雑誌 127巻5号 714〜719(2023年)

学会発表

南川将吾、佐野浩子、合田由香利、仲嶋健吾、石田悠介、水田麻雄、中岸保夫
リツキシマブによる寛解導入と寛解維持に成功している難治性TAFRO症候群の1例
第126回日本小児科学会学術集会 2023年4月

南川将吾、佐野浩子、合田由香利、仲嶋健吾、石田悠介、水田麻雄、中岸保夫
重度の基礎疾患を有する経管栄養児における血糖値異常の頻度と臨床的特徴
第126回日本小児科学会学術集会 2023年4月

南川将吾、桝田千晶、長谷川智大、佐野浩子、合田由香利、仲嶋健吾、石田悠介、水田麻雄、中岸保夫
重度の基礎疾患を有する経管栄養児における血糖値異常の頻度と臨床的特徴
第48回日本重症心身障害学術集会  2023年10月

医療関係者の方へ

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