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新生児内科

お知らせ

お知らせ一覧

午前 9:00~12:00 午後 13:00~17:00※

※受付は診療終了時間の30分前までにお願いします。

住所:〒650-0047 神戸市中央区港島南町1丁目6-7
電話(078)945-7300(代表)

  • 時間内 新生児内科 芳本
  • 時間外 新生児内科 当直医

診療の特色

入院診療

当科は在胎28週未満の超早産児や出生体重1000g未満の超低出生体重児の管理をはじめ、新生児期のあらゆる病態の管理に常に対応できる体制を整えています。

最新の科学的根拠に基づき国内で行いうる管理方法はいつでも提供できることはいうまでもなく、よりよい管理をめざした試みも積極的におこなっています。
胎児診断、母体胎児管理の進歩により出生前からご家族の不安を解消し病態の理解を深めていただくようにご希望があれば新生児専門医が情報を提供するようにしています。

当科への入院には,母体紹介後当院にて出生となる場合と,各分娩施設で出生された新生児が必要と判断された段階で入院となる場合があります。院外出生の場合には必要に応じて当院新生児内科医が分娩に立ち合い、新生児専用ドクターカーにて搬送をさせていただくことが可能ですので遠慮なくご連絡ください。

連絡先:総合周産期母子医療センター 新生児内科 芳本 誠司
(時間外)新生児内科 当直医

出生前コンサルト

近年、出生前診断法は進歩していますが、方法、結果、解釈について正しく理解されていないことも多いです。特にNIPTという母体血を用いる検査法の対象疾患であるトリソミー21(ダウン症)、トリソミー18、トリソミー13の3疾患については、まとめて致死性疾患と考えられてしまっているかもしれません。当科に入院した各疾患児の多くが家庭で過ごせるようになっています(参考:診療実績)。

当科では出生前診断はご両親と医療者が生後の新生児管理を最適に行うための補助手段と考えています。すべての新生児が家族の一員として家庭で過ごせるように一緒に考えていきたいと思っています。出生前診断を受ける、受けないはもちろん、出生前診断で得られた情報を新生児科医と共有して生後の管理について相談させていただきます。実際に家庭で過ごしておられるご家族の話を聞くことも可能です。

相談ご希望の方は当院産科を受診していただき、新生児科医による出生前コンサルト希望とお伝えください。

外来診療

初診

各分娩施設で出生された新生児が入院管理は必要ではないけれどもなんらかの検査、治療が必要かもしれない場合には当科外来にて診察させていただきます。

フォローアップ外来

当科を退院されたお子さまがご家庭で健やかに成育されるように地元医療機関と協力して支援しています。

スタッフ

芳本 誠司(よしもと せいじ)
役職:
周産期医療センター 次長、新生児内科 部長
卒業年:
神戸大学 平成2年卒
資格等:
所属学会:
三村 仁美(みむら ひとみ)
役職:
周産期医療センター新生児内科 部長
卒業年:
神戸大学 平成11年卒
資格等:
所属学会:
岩谷 壮太(いわたに そうた)
役職:
周産期医療センター新生児内科 部長
卒業年:
岡山大学 平成16年卒
資格等:
所属学会:
松井 紗智子(まつい さちこ)
役職:
周産期医療センター新生児内科 医長
卒業年:
神戸大学 平成19年卒
資格等:
所属学会:
武岡 恵美子(たけおか えみこ)
役職:
周産期医療センター新生児内科 医長
卒業年:
神戸大学 平成21年卒
資格等:
所属学会:
生田 寿彦(いくた としひこ)
役職:
周産期医療センター新生児内科 医長
卒業年:
和歌山県立医科大学 平成22年卒
資格等:
所属学会:
小林 孝生(こばやし たかお)
役職:
周産期医療センター新生児内科 医長
卒業年:
大阪医科大学 平成29年卒
資格等:
所属学会:
宇保 早希子(うほ さきこ)
役職:
周産期医療センター新生児内科 フェロー
卒業年:
香川大学 平成30年卒
資格等:
所属学会:
西牧 良(にしまき りょう)
役職:
周産期医療センター新生児内科 フェロー
卒業年:
和歌山県立医科大学 平成30年卒
資格等:
所属学会:
西内 徳子(にしうち のりこ)
役職:
周産期医療センター新生児内科 フェロー
卒業年:
三重大学 平成31年卒
資格等:
所属学会:
松島 愛香(まつしま あいか)
役職:
周産期医療センター新生児内科 フェロー
卒業年:
滋賀医科大学大学 平成31年卒
資格等:
所属学会:

外来診察担当医

 
午前-----
午後-松井・三村岩谷・武岡生田・小林/芳本後藤・宇保・西牧

※完全予約制です。
…初診受付
※急な学会・出張等で休診・代診になる場合がありますのでご了承ください。

診療実績

入院診療(2021〜2023)
院内出生796例
(緊急母体搬送)197例
院外出生591例
(当院ドクターカーによる迎え搬送)207例
(防災へりによる迎え搬送)18例
多胎(院内出生)(2021〜2023)
単胎1157例
双胎124組216例
品胎6組18例
四胎0組0例
低出生体重児(2021〜2023)
出生体重生存/入院(率)
500g未満3/4(75.0%)
500-749g30/33(90.9%)
750-999g29/31(93.5%)
1000-149972/74(97.3%)
1500ー1999g165/165(100%)
早産児(2021〜2023)
在胎週数生存/入院(率)
22・23週15/15(100%)
24・25週21/23(91.3%)
26・27週19/22(86.4%)
28・29週25/25(100%)
30・31週45/50(90.0%)
32・33週91/92(95.2%)
新生児期に介入を要した先天性心疾患(2020〜2022)
117例
特殊治療(2021〜2023)
未熟児動脈管閉鎖術50例
一酸化窒素吸入療法(iNO)64例
膜型人工肺療法(ECMO)5例
腹膜透析4例
低体温療法16例
外科疾患(一部)(2016.5〜2023.12)
先天性横隔膜ヘルニア37例 全例軽快(ECMO7例)
先天性肺気道奇形25例
新生児期手術2例
食道閉鎖40例
18トリソミー16例
十二指腸閉鎖・狭窄31例
ダウン症11例
空・回腸閉鎖21例
腸回転異常19例
胎便性腹膜炎8例
鎖肛59例
手術46例
総排泄腔遺残10例
総排泄腔・膀胱外反4例
ヒルシュスプルング病15例
人工肛門5例
臍帯ヘルニア17例
腹壁破裂7例
脊髄髄膜瘤19例
脳室腹腔短絡術8例
主な染色体疾患(2016.5〜2022.12)
ダウン症(トリソミー21)101例
死亡退院3例
トリソミー1847例
死亡退院7例
トリソミー1310例
死亡退院1例

医療関係者の方へ

入院

入院依頼につきましては常時受け入れ態勢を整えています。必要に応じて当院新生児内科医が分娩に立ち合い、新生児専用ドクターカーにて搬送をさせていただくことが可能ですので遠慮なくご連絡ください。

連絡先:総合周産期母子医療センター 新生児内科 芳本 誠司
(時間外)新生児内科 当直医  

外来

出生された新生児が入院管理は必要ではないけれどもなんらかの検査、治療が必要かもしれない場合には当科外来にて診察させていただきます。

回診

毎日 9:00 申し送り、回診にて担当医師を中心に新生児病棟スタッフ全体で方針確認を行い一貫した管理をおこなっています。

家族面談

定期面談 月・水・金曜日 14:00〜15:30
必要時には別途説明の場を設けます。

カンファレンス

参加は自由ですのでぜひご覧ください。

  • 火曜日 8:00 症例検討会
  • 水曜日 8:00 抄読会
  • 水曜日 16:30 画像カンファレンス
  • 木曜日 8:00 症例検討会
  • 金曜日 8:00 臨床研究検討会
  • 金曜日 16:30 画像カンファレンス、退院サマリーチェック

見学医・短期研修医制度

当センターは、1994年10月に開設され、2000年に兵庫県最初の総合周産期母子医療センターの指定を受けています。年間30名以上の超早産、40名以上の超低出生体重児をはじめ、心疾患やあらゆる外科疾患を管理できる施設です。

小児科医として第一線で活躍中の先生方におかれては新生児科専門医でなくても新生児疾患に遭遇することは多いと思います。当センターでは小児科医に対する新生児管理短期研修コースを設置しています。最新の新生児医療を経験していただき、一般小児科医としてのスキルアップを図っていただける内容です。

ご希望の方は下記の要領にしたがってご連絡をお願いします。

応募資格

初期研修終了後小児科後期研修中、もしくは終了(小児科専門医取得)見込みの者

身分および待遇

現在施設所属のまま見学医としての研修、もしくは研修期間のみ兵庫県臨時的任用職員として採用。

期間

1か月から最長3年コース。

問い合わせ先

兵庫県立こども病院周産期医療センター新生児内科長 芳本 誠司
E-mail: yoshimoto_kch@hp.pref.hyogo.jp

〒650-0047 神戸市中央区港島南町1丁目6-7
TEL:078-945-7300
FAX:078-302-1023