プレパレーションとは、こども達のがんばる気持ちを支えることです。
プレパレーションでは、こどもの興味に合わせて絵本や人形、検査器具の模型などを使って治療についてわかりやすく伝えます。この中で「なぜそれをするのか」「どんなことをするのか」などの疑問や不安に思っていることをこどもなりに理解することで心の準備ができます。また、処置の間にこどもにとって特別なおもちゃを使用して、痛みや不安を和らげるディストラクションも行っています。
治療を受ける前からその後まで、それぞれのこどもの気持ちを大切にし、治療体験が「怖かった」だけではなく、「ぼく・わたし、がんばったよ!」という自信(自己効力感)につながるよう支援しています。
当院では病気のこどもを遊びで支援するホスピタルプレイスペシャリストの資格を持った職員が在籍しており、多職種と連携しながらプレパレーションを行っています。