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治験が治験審査委員会で承認されたら、治験担当医師と治験コーディネーター(CRC)関連部署が集まり、治験実施を行う上での最終確認を行います。(スタートアップミーティング)
2
被験者の皆さまに治験が紹介されます。
3
医師やCRCの説明にご納得していただき、治験への参加に同意していただけたら治験が開始されます。
4
必要に応じて、メーカー(治験依頼書)は医療機関を訪れ、治験は正しく行われているか、記録や検査に漏れが無いかなどを調べます。
5
治験が終わったら、医師は報告書を作成し、メーカーに送ります。
現在実施中の治験
兵庫県立こども病院で取り組んでいる治験等は以下の通りです。
区分 | 診療科 | 課題名 |
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院内 | 血液腫瘍内科 | 日本イーライリリー株式会社の依頼によるアベマシクリブ(LY2835219)の第Ⅱ相試験 |
小児・AYA世代に好発する悪性腫瘍に対するシスプラチン投与による内耳毒性を軽減するチオ硫酸ナトリウムの第Ⅱ相試験(医師主導治験) | ||
腎臓内科 | 小児期発症のネフローゼ症候群早期再発例における IDEC-C2B8 投与の有効性の検討 -多施設共同ランダム化並行群間比較試験(JSKDC12)-(医師主導治験) | |
神経内科 | 中外製薬株式会社の依頼による抗NMDAR脳炎又は抗LGI1脳炎患者を対象としたサトラリズマブの第Ⅲ相試験 | |
代謝内分泌内科 | 軟骨無形成症の小児を対象とした観察試験 | |
リウマチ科 | アッヴィ合同会社の依頼による ABT-494(Upadacitinib)の多施設共同、無作為化、非盲検試験 | |
シミック株式会社(治験国内管理人)の依頼による日本人のスチル病(SJIA 及びAOSD)患者を対象としたanakinraの第III相試験 | ||
小児治験ネットワーク | 血液腫瘍内科 | インヒビターを保有しない血友病A及びB患者を対象としたconcizumabの予防治療における有効性及び安全性の検討 |
アレクシオンファーマ合同会社の依頼による造血幹細胞移植(HSCT)後に血栓性微小血管症(TMA)を呈する小児患者を対象としたラブリズマブの第III相試験 | ||
ファイザー株式会社の依頼によるインヒビター保有または非保有の小児血友病患者を対象としたmarstacimab定期投与第3相試験 | ||
ノバルティスファーマ株式会社の依頼によるCTL019の第IIIb相試験 | ||
武田薬品工業株式会社の依頼による小児及び青年期の造血幹細胞移植(HSCT)患者又は固形臓器移植(SOT)患者におけるサイトメガロウイルス(CMV)感染 /感染症を対象としたTAK-620の第3相試験 | ||
小児再発急性骨髄性白血病に対してフルダラビン+シタラビン+ゲムツズマブオゾガマイシンにベネトクラクス併用の有無を検証するランダム化比較第III相試験(医師主導治験) | ||
腎臓内科 | アストラゼネカ株式会社の依頼による小児の高カリウム血症を対象としたSZCの第3相臨床試験 | |
代謝内分泌内科 | 2歳又はそれ以上の年齢においても成長のcatch-upがみられなかったSmallfor Gestational Age性低身長症患児を対象として、somapacitanの週1回投与の有効性及び安全性を1日1回投与のNorditropin®と比較検討する用量設定試験 | |
PRAヘルスサイエンス株式会社の依頼による日本人小児成長ホルモン分泌不全性低身長症患者を対象としたlonapegsomatropinの第3相試験 | ||
Small for Gestational Age 性低身長症、ターナー症候群における低身長、ヌーナン症候群における低身長又は特発性低身長症の患児を対象として、週1回投与のソマプシタンの効果及び安全性を1日1回投与のノルディトロピン®と比較し、ソマプシタンの長期安全性を評価するバスケット試験 | ||
リウマチ科 | アッヴィ合同会社の依頼による ABT-494(Upadacitinib)の第I相試験 | |
心臓血管外科 | バクスター株式会社の依頼による小児先天性心疾患患者を対象としたBAX602の安全性及び有効性に関する試験 | |
東北臨床研究審査機構 | 血液腫瘍内科 | 初発の中間リスク急性リンパ芽球性白血病を有する0から24才の被験者を対象に標準的な強化療法とブリナツモマブを追加した強化療法の有効性と安全性を比較するオープンラベル、ランダム化、第2相、2群試験(医師主導治験) |