小児がん医療センター
- childhood cancer medical center -
小児がん拠点病院としての当院の取り組み
小児の血液腫瘍性疾患の診断・治療には専門的な知識や技術、設備などが必要です。当院は平成25年2月に厚生労働省の定める小児がん拠点病院に指定され、平成26年4月には小児がん医療センターを開設しました。これにより小児がんの患者に、よりきめ細かな集学的治療の提供と他施設との連携強化を推進してまいります。また、当院は近畿ブロックの小児がん拠点病院の中で最も西に位置することから、中四国地方の病院とも積極的に連携を図っており、難治例の紹介を受け入れています。
集学的治療の提供
固形腫瘍においては週に1~2回、血液・腫瘍内科、小児外科、脳神経外科、放射線科、病理科などの医師が参加する腫瘍カンファレンス(Tumor Board)を開いています。それぞれ専門的な立場からディスカッションを行い、各科の総意の下に治療方針を決定します。また併設する小児救急医療センターと連携することにより、いかなるoncologic emergencyへの対応も可能であり、症例によってはPICUに収容したまま化学療法を開始することもあります。
がん相談支援室
センター内には、がんと診断されたお子さまとご家族の不安や悩みに対応するため『がん相談支援室』を設置しています。相談をご希望の場合、直接窓口にお越し頂くか、お電話でお問い合わせ下さい。がん相談支援室の看護師・医療ソーシャルワーカーが対応いたします。ご相談の内容によっては日時を決めて医師などの担当者におつなぎします。