産科病棟

総合周産期母子医療センター産科として母体もしくは胎児に専門的検査と高度の治療が必要となったハイリスク妊産婦のみを受け入れる紹介型医療施設で、MFICU6床を含めた32床です。合併妊娠、多胎妊娠、切迫早産、胎児発育不全、胎児形態異常など周産期のおけるハイリスク妊産婦に対し、24時間体制で出産前後の母体・胎児ならびに新生児への一貫した管理を行っています。

ハイリスク妊産婦の方は一人ひとりさまざまな不安を抱えて受診されています。当科では産科外来が併設され、病棟と同じスタッフが担当し、身体面だけでなく、精神面への妊娠中から切れ目のない支援を行っています。安全で安楽な医療・看護が提供できるよう、NICU・GCU、薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカーなど医療チームが連携して母児の愛着形成の促進と退院後の生活を見据えた育児指導を行っています。
また、安心して母乳育児が継続できるように、母乳外来でお母さんと赤ちゃんのサポートをしています。母乳や育児に関する悩みはぜひ母乳外来で相談してください。

【母乳外来の概要】
月・水・金　午後
母乳外来は完全予約制となっています。予約センターでご予約をお取りください。

料金：2100円/回
持ち物：白いタオル2枚、搾乳物品

NICU

第三次周産期医療施設として、24時間体制で急性期の呼吸・循環管理を必要とする早産児や疾病新生児を受け入れています。

医師と協働し、急性期ケアを実施するとともに、赤ちゃんのストレスを軽減し、成長発達を促すためのディベロップメンタルケアを行い、「赤ちゃんに優しい看護」に日々取り組んでいます。また、母乳育児支援やご家族と協働したディベロップメンタルケアの実施、カンガルーケアなど、親子の絆を大切にしたケアを提供しています。

PNS(パートナーシップナーシングシステム）のもと、小さな赤ちゃんや病気をもった赤ちゃんの生きる力を支えられるように、スタッフが協力し一丸となって看護ケアを行っています。

GCU

GCU（Growing Care Unit）では、NICUでの集中治療のあと、呼吸や心拍が安定してきた赤ちゃんを24時間体制でサポートしています。引き続き、治療を行い、赤ちゃんの成長をご家族と見守りながら、退院後、安心して育児ができるように、授乳やおむつ替え、沐浴など、育児手技を練習しています。
赤ちゃんの発達の支援として、ベビーマッサージの実施や必要な赤ちゃんには、早期からリハビリテーションを開始しています。
24時間面会を実施しており、赤ちゃんと家族のつながりを大切にした家族中心のケアを実施しています。 産科スタッフ、新生児内科医師、リハビリテーション科、地域連携部、保健所等と連携し、退院後も切れ目のない支援を行っています。