手術待機の長期化について
2024年4月19日
新型コロナウイルス感染症対策が終了したことに伴うと考えられる上気道炎の増加から、小児のアデノイドや口蓋扁桃肥大による睡眠時無呼吸症の受診が全国的に急増しています。これまでの3年間受診控えをしていた患者さんも多いものと考えられます。
このため現在当科の初診待ちは2か月以上、手術待機は8カ月以上にもなっており、ご迷惑をお掛けしております。
手術については、他施設では対応の難しい基礎疾患のある重症睡眠時無呼吸の3歳児以下を優先させていただくこととします。合併症のない年長のお子さんの手術治療は他施設へ紹介させていただく場合があることを、何卒ご理解ご協力のほどをお願いします。
2023年5月8日新型コロナウイルス感染症の感染症法に基づく取り扱いが「5類感染症」に変更されました。しかし、ウイルスの感染性や病原性には変わりはありません。当院では、他の感染症も含めこれまでと同様の基本的な院内感染対策を継続します。
手術延期基準
お子様の術後合併症のリスク軽減と院内感染対策の見地から、下記の場合は手術を延期いたします。ご理解をお願いします。
手術の前の2週間以内に、
- 本人が37.5度以上発熱した場合
- 本人に、発熱または呼吸器症状がある場合
- 同居家族に、発熱または呼吸器症状がある場合
ご不明の点がありましたら耳鼻咽喉科担当医または看護師にお問い合わせください。術前の体調管理をお願いします。